コミュニティによるテスト用に、新しい候補版である OpenResty 1.19.9.1 RC1 をリリースいたしました。

ソースパッケージ

https://openresty.org/download/openresty-1.19.9.1rc1.tar.gz

ソースパッケージの PGP:

https://openresty.org/download/openresty-1.19.9.1rc1.tar.gz.asc

Windows バイナリパッケージ

Win64 版:

https://openresty.org/download/openresty-1.19.9.1rc1-win64.zip

Win64 パッケージの PGP:

https://openresty.org/download/openresty-1.19.9.1rc1-win64.zip.asc

Win32 版:

https://openresty.org/download/openresty-1.19.9.1rc1-win32.zip

Win32 パッケージの PGP:

https://openresty.org/download/openresty-1.19.9.1rc1-win32.zip.asc

謝辞

すべての開発者と貢献者の皆様に心より感謝申し上げます。また、このリリースにおいて李俊龍氏と王家豪氏にご協力いただきましたことを深く感謝いたします。

主な変更点

本候補版における主な変更点は以下の通りです:

  • NGINX の最新メインライン版 1.19.9 をベースにしています。
  • Mike Pall 氏が管理する上流の LuaJIT から多数の変更を同期しました。
  • Lua テーブルを固定順序で走査するための新しいマクロ LUAJIT_TEST_FIXED_ORDER を導入しました。
  • Lua がメモリ要求に失敗した際、グレースフルシャットダウンではなく abort() を呼び出すようになりました。
  • get_ctx_table が呼び出し元からの ctx テーブルの使用をサポートするようになり、新しい ctx テーブルの作成コストが削減されました。
  • lua-tablepool 使用時に、Lua テーブルの内容をクリアする際に metatable がクリアされていなかった問題を修正しました。
  • lua-tablepool 使用時のパフォーマンス向上のため、テーブルプールのサイズが max_pool_size を超えた場合にオブジェクトを破棄するようになりました。
  • ストリームサブシステム用に ngx.process API を実装しました。

完全な変更ログ

前回の(正式)リリース 1.19.3.2 以降の完全な変更記録は以下をご覧ください:

https://openresty.org/en/ann-1019009001rc1.html

フィードバック

本バージョンに関するフィードバックをお待ちしております。GitHub issues に新しい issue を作成するか、メーリングリストの1つにメールを送信するか、または フォーラム でディスカッションしていただければ幸いです。